イスラエル軍、「ガザ地区爆撃に一切例外はない」
11月 13, 2023 16:09 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエル軍の報道官が、「パレスチナ・ガザ地区内の全ての区域が爆撃の対象であり、例外はない」と語りました。
ロシアのアラビア語チャンネル・ロシアアルヨウムのウェブサイトによりますと、イスラエル軍のヨナタン・コンリカス報道官は「ガザには重要な軍事拠点があり、我々は必ずそれを狙う」と述べています。
ガザ地区内がくまなく爆撃されている一方で、シオニストは常にガザ地区南部は安全だと主張し、この区域の人々にガザ南部への退避を求めてきました。しかし実際には、エジプトとの境界にあるガザ南部ラファに向かって移動していた避難民の集団が攻撃される事例も、決して少なくありません。
実際、今月11日にはガザ中心部でイスラエル戦闘機がラファに向け移動中の難民の行列を攻撃しました。しかも、この街道はシオニスト側が民間人用のガザ北部からの安全な退避経路として主張していたものです。
これに関して、ガザにあるパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの情報局も「ガザ地区の北部から南部へ移動していた数十人の避難民の遺体がサラーフッディン街道の周囲に転がっていた」と表明しています。
ガザ地区が間断なく爆撃されている中、イスラエル側の攻撃は病院にまで及んでおり、特にガザ最大の病院であるアル・シファ病院は包囲され、誰もそこから出ることを許されない状態にあります。
現在、ガザの状況は惨憺たるもので、OHCHR国連人権高等弁務官事務所の発表では、ガザは現代史上最大の人災に瀕しているということです。
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