9月 07, 2024 20:10 Asia/Tokyo
  • 「世界ゴッヅの日」に集結するヒズボッラー支持者ら。2024年4月5日、レバノン首都ベイルートにて
    「世界ゴッヅの日」に集結するヒズボッラー支持者ら。2024年4月5日、レバノン首都ベイルートにて

シオニスト政権イスラエルの第12チャンネル・テレビが、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーによる広範な攻撃を受けて、「弱体化し失敗を重ねるネタニヤフ現首相の内閣は、イスラエル北部を忘れている」と報じました。

シオニスト政権イスラエル占領地北部における同政権とヒズボッラーの衝突及び最新動向には、占領地北部に対するヒズボッラーの大規模な無人機攻撃、レバノン抵抗組織の強さをシオニストが認めていること、シオニスト入植者の絶望感と新たなシオニスト犠牲者の発生などがあり、これに関してパールストゥデイは、次のような一連のニュースを伝えています;

 

ヒズボッラーが、イスラエル政権占領地北部の軍拠点を攻撃

 レバノンのアルメナール・チャンネルによりますと、ヒズボッラーはシオニスト政権の攻撃に反撃し、6回の大規模作戦でパレスチナ国民を支援する中、イブリム、アル・マラージ、ジャル・アルアラー、アルメナーラ、シュトゥラ、キルヤト・シェモナ、バイト・ヒラルの各入植地にあるシオニスト軍拠点を自爆型無人機で攻撃し、これによりシオニスト数名が負傷しました。

 

シオニストに対するヒズボッラーのミサイル攻撃が記録突破

イスラエル陸軍ラジオは、去る8月にレバノンから占領下のパレスチナ北部に向けて合計1,307発のロケット弾が発射されていたことを認めました。この報告によれば、ヒズボッラーは同月中に占領地に向けて1日平均40発のロケット弾を発射しており、この発射数はイスラエルの対ガザ戦争が始まって以来最多の記録だったということです。

 

ヒズボッラーの力を認めたイスラエル・メディア

イスラエル政権の第12チャンネル・テレビは、ヒズボッラーよる広範な攻撃に反応し、弱体化し失敗を重ねているイスラエル内閣が占領地の北部を忘れ、フィラデルフィア回廊のことだけを話していると報じました。占領地北部でのイスラエル政権の政策は制御政策ではなく、この政策を通じてイスラエル内閣はヒズボッラーがこれらの地域でやりたい放題にふるまうことを許している形となっています。

 

シオニスト記者、「入植者らは大きく失望」

同チャンネルのヘダル・ギツィス記者は、「イスラエル軍は攻撃を行っているが、状況を把握できていない。我々が目にしているのは、レバノンからの攻撃が止まらないということである。数十万人ものシオニスト入植者が、レバノンからの(ヒズボッラー)攻撃の影でどうやって生活を続けるかという疑問を抱えている。彼らは毎日避難区に入ってきており、特にこの数日、大きな失望を感じている」

 

ヒズボッラーの戦略に対する敗北を認めたシオニスト

元イスラエル軍地上軍司令官ガイ・ツル氏は、イスラエル公共放送KANとのインタビューで、ヒズボッラーの攻撃に反応し、「イスラエルの唯一の戦略はネタニヤフ首相を議席に留めておくことである。(占領地)北方での戦争に引きずり込まれるのは真っ当ではない」と語りました。また、イスラエル軍の元作戦部長も、「イスラエルには明確な戦略がなく、問題は我々がエンジンの破損した船に乗ったまま、特段何もせず流れにまかせて進んでいることだ」と述べています。

 

イスラエル政権は昨年10月7日以来、西側諸国の全面的な支援を受け、パレスチナ・ガザ地区とヨルダン川西岸において、防衛手段を持たないパレスチナ被抑圧民に対する大規模な虐殺に着手しました。

その一方で、ガザのパレスチナ抵抗勢力やレバノン、イラク、イエメン、シリアの他の抵抗組織は、イスラエル占領政権にこれらの犯罪の代償を支払わせると表明しています。

最新の報告によりますと、イスラエル軍の対ガザ攻撃により、4万人以上のパレスチナ人が殉教した他、9万4000人以上が負傷しました。

シオニストが牛耳る政権イスラエルは、英国植民地主義の計画及び、さまざまな国からのユダヤ人のパレスチナ移民を通じて1917年に設立され、その存在は1948年に宣言されました。それ以来、パレスチナ人を虐殺して彼らの全領土を占領するため、さまざまな大量殺戮計画が実行されてきました。

 

 


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