イスラエル兵の間で拡大する精神疾患
10月 04, 2025 14:27 Asia/Tokyo
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イスラエル兵の間で拡大する精神疾患
イスラエル紙「イスラエル・ハヨム」は、ガザ戦争により精神的ケアを必要としている兵士が多数に上っていると報じました。
【ParsToday西アジア】同紙によると、これまでにイスラエル兵2万人以上が病院やリハビリセンターに入院しており、その56%が戦争や傷害による精神疾患に苦しんでいるということです。
イスラエル戦争省のリハビリ部門によると、イスラエルがこれまでに経験したすべての戦争で合わせて8万1700人の負傷者が治療を受けており、そのうち約3万1000人が精神疾患やトラウマを抱えているということです。つまり、負傷者の45%は身体的な傷害、35%は精神的な傷害、そして20%は身体的および精神的な傷害の療法を抱えていることになります。
イスラエル戦争省は、2028年までにリハビリ部門が10万人の負傷者を治療する見込みで、そのうち5万人は精神的な障害によるものと予測しています。
一方、イスラエルの統計センターによると、イスラエル市民のうち13%は常にストレスを感じており、27%が肥満、12%は金銭的な理由で歯科医療サービスを受けられないという調査結果が出ています。また、21歳以上の成人の10%が喫煙しているとのことです。
この統計によると、イスラエルの総人口は1014万8000人で、そのうち76%がユダヤ人、21%が外国からの移民、3%がアラブ人となっています。このうち、27%の家庭は月々の費用の支払いに困難を感じているとされています。また、昨年1年間の死亡者数は5万1888人で、そのうち23%ががん、12%が心臓病、65%はその他の理由で命を落としたとのことです。
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