シリアが国連に書簡、テロにおける子供の悪用を非難
12月 19, 2016 19:39 Asia/Tokyo
シリア政府が、国連の事務総長と安保理に対して別々に書簡を送り、テロ活動における子供の悪用を非難しました。
プレスTVによりますと、シリア外務省は書簡の中で、子供をテロの道具として悪用するのは、子供の権利に関する法規に完全に違反しており、正当化の余地はないと強調しました。
この書簡ではまた、アメリカやフランス、イギリスとその同盟国がテロ組織を中道派と過激派に分類していることを批判し、速やかにこれらの組織の支援を停止するよう求めました。
WHO・世界保健機関は少し前に、シリア北部アレッポ東部における子供たちの殺害に関して警告を発し、アレッポの子供たちに対して緊急の支援を行うよう求めました。
ロシアは正式に、国際平和監視団をアレッポに派遣するという、国連安保理におけるフランスの提案に拒否権を行使するだろうと発表しました。
ロシアのチュルキン国連大使は18日日曜、「フランスが提案した国際平和監視団をアレッポに派遣するという決議案は、危険であり、受け入れがたい。このためこれを支持しない」と語りました。
また、シリアに関する新たな提案を国連安保理に提出しました。
国連安保理は、アレッポ東部の市民の避難を監視する国際監視団の派遣という、18日のフランスの提案についての採決を行う予定です。
シリアの軍と抵抗勢力は、最近、アレッポのおよそ全域をテロリストの占領から解放しました。
アレッポの東部に住む多くの市民が4年以上もテロ組織の支配下に置かれていましたが、シリア政府と武装組織、テロリストの合意により、現在この地域の明け渡しが行われています。
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