レバノン大統領が、シリア危機の政治的な解決を強調
(last modified Sun, 08 Jan 2017 07:47:34 GMT )
1月 08, 2017 16:47 Asia/Tokyo
  • レバノン大統領が、シリア危機の政治的な解決を強調

レバノンのアウン大統領が、政治的な方法や協議によるシリア危機の解決を強調しました。

イルナー通信によりますと、アウン大統領は7日土曜、レバノン・ベイルートにおいて、イラン国会国家安全保障最高評議会のブルージェルディ委員長を団長とする、イランの国会議員団と会談し、「シリア危機の解決に向けた政治的な努力が、レバノンに滞在するシリア難民の祖国帰還に向けた解決策につながるよう希望する」と語りました。

現在、レバノンには130万人以上のシリア難民が滞在しています。

アウン大統領はまた、「レバノンに滞在するシリア難民は、レバノンの経済・治安の状況にマイナスの影響をもたらしている」と述べました。

一方のブルージェルディ委員長もこの会談において、シリア危機の政治的な解決を強調し、「今度カザフスタンの首都・アスタナで行われる、シリア危機の解決を話し合う協議が、シリア危機を解決する好ましい政治的な方法につながるよう希望する」としています。

ブルージェルディ委員長は7日、ベイルートでレバノンのナビハ・ベリ国会議長と会談した後、シリア危機の唯一の解決法として政治的な解決策および、シリア人同士の対話を挙げました。

また、レバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長とも会談し、地域やレバノンの最新の政情や出来事について検討しています。