カタールとアラブ諸国の対立におけるトルコのカタール支持
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ペルシャ湾岸のアラブ諸国とカタールの対立が明らかになり、双方の支持国が、それぞれの正式な立場を表明しています。 トルコのエルドアン大統領は、「ペルシャ湾岸のアラブ諸国とカタールの対立において、トルコはカタールの立場を支持する」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 07, 2017 16:52 Asia/Tokyo
  • カタールとアラブ諸国の対立におけるトルコのカタール支持

ペルシャ湾岸のアラブ諸国とカタールの対立が明らかになり、双方の支持国が、それぞれの正式な立場を表明しています。 トルコのエルドアン大統領は、「ペルシャ湾岸のアラブ諸国とカタールの対立において、トルコはカタールの立場を支持する」と語りました。

エルドアン大統領はアンカラで、一部のアラブ諸国に対するカタールの立場を擁護し、「サウジアラビアとその同盟国の制裁を受けているカタールとの関係を強化したい」と表明しました。

このエルドアン大統領の表明は、サウジアラビア国王を筆頭にしたペルシャ湾岸のアラブ諸国に対するカタールの立場へのトルコの連帯を示すものです。実際、トルコとカタールは、サウジアラビアとアラブ諸国の連合の対極にいます。こうした中、これまでトルコとカタールは、エジプトのムスリム同胞団やパレスチナ・イスラム抵抗運動のハマスの立場を支持し、ペルシャ湾岸のアラブ諸国に対する正式な立場を明らかにしていました。アラブ諸国の動きやカタール政府への対応に関して、トルコとカタールは同じ立場を取っていますが、トルコ大統領が、アラブ危機に対して今後も同じ立場を取り続けるとは考えにくいでしょう。実際、アラブ危機が続けば、トルコ政府が現在のカタール支持の立場を繰り返していく可能性は低いと思われます。

エルドアン大統領は、アンカラでの発言の中で、それまでの立場を変更する道を選んでいます。例えば、アンカラで行った演説で、サウジアラビアの立場は批判せず、ペルシャ湾岸協力会議の加盟国に対し、対話によって見解の対立を解消するよう求めました。実際、このようなトルコ大統領の立場をそれほど真剣に捉えるべきではありません。

カタールとアラブの近隣諸国の関係は、1ヶ月前から悪化しています。両国の関係が悪化したきっかけは、カタールの国営通信が、イランに関するカタールの立場についてのタミム首長の発言を報道したことにありました。タミム首長がイランに関する正式な立場を表明した後、この通信社はハッキングの被害に遭いました。

サウジアラビアは、アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプト、リビア東部の政府、モルディブ、イエメンのハーディ元大統領、モーリタニアと共に、カタールとの国交を断絶しました。

いずれにせよ、ペルシャ湾岸協力会議の加盟国の狭量な態度をよそに、イランは常に、ペルシャ湾岸のアラブ諸国を支援するために行動してきました。カタールは全面的な制裁を受け、困難な状況に追い込まれていますが、地域諸国の中で、イランは、カタールと他国の関係の円滑化を促すことが可能であり、カタール政府の問題、特に経済問題の解決が期待されています。実際、このイランの行動は、近隣諸国との協力や友好を強調する外交政策の一環として捉えることができるのです。