一部の国によるシリアの子供の支援への約束不履行
9月 14, 2017 20:16 Asia/Tokyo
国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、シリア難民の子供に数百万ドルの支援を行う約束は守られていないか、遅れているとしました。
ロシア・スプートニクによりますと、ヒューマンライツウォッチは、14日木曜、報告を発表し、昨年2月、イギリス・ロンドンで行われたシリア危機に関する支援会合の参加国が行った公約を追跡すると、予定されていた金額と、実際に振り込まれた金額には差があるとしました。
この支援会合では、アメリカ、EU、ドイツ、イギリス、日本、ノルウェーが、シリア国内、あるいは中東のシリア難民の受入国での教育に、10億ドル以上を提供することを約束しました。
ヒューマンライツウォッチの報告によりますと、ヨルダンでの教育に2億5000万ドル、レバノンに3億5000万ドルの提供を公約していますが、会計年度の終わりに、ヨルダンに関しては4100万ドル、レバノンに関しては9700万ドルの差額が存在しています。
また、支払いの時期などが明瞭でないことにより、シリア、レバノン、ヨルダンのシリア人の子供53万人が、2016年から2017年にかけて、学校に通うことができなかったとしています。