イランが、イエメンへの攻撃を非難
3月 16, 2016 22:01 Asia/Tokyo
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官が、サウジアラビアの戦闘機による、市民数十人が死傷したイエメン西部のバザールへの攻撃を非難しました。
サウジアラビアの爆撃機は15日火曜、イエメン西部ハッジャ州のバザールと食堂を爆撃し、これにより、女性や子供を多数含む民間人107人が死亡、他41人が負傷しました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、イエメンの国民と犠牲者の遺族に哀悼の意を表し、「住宅地への攻撃の拡大と民間人を標的にすること、救援機関の到達の妨害といったことは、人道法の原則に明らかに反するものだ」としました。
さらに、国連とイエメン危機に影響力のある国々が、攻撃を即時に停止し、子供や女性など民間人の健康と安全を守るために、必要な措置を講じるよう求めました。
サウジアラビアは地域のアラブ諸国9カ国と連帯し、アメリカの支持を得て、2015年3月からイエメンに対する大規模な攻撃を開始し、イエメンのハーディ前大統領の復権を目指しています。
この攻撃により、これまで女性や子供をはじめとするイエメン人数千人が死傷、数万人が難民となり、インフラ、サービス、医療機関の80%が破壊されています。
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