国際人権団体、サウジアラビアへの武器の輸出停止を要請
9月 02, 2018 18:39 Asia/Tokyo
国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチが、アメリカ、フランス、イギリスに対し、サウジアラビアに対する兵器の輸出の即時停止を求めました。
カタールの衛星通信アルジャジーラによりますと、ヒューマンライツ・ウォッチは2日日曜、声明を発表し、先月9日にイエメン北部サアダ州で児童らを乗せたバスへの軍事攻撃を、歴然とした戦争犯罪だとし、サウジアラビアに兵器を売却している国々に対し、こうした戦争犯罪への加担について警告しました。
先月9日、サウジアラビア主導のアラブ連合軍の戦闘機が、イエメン・サアダ州で同国人の児童らを乗せたバスを攻撃し、これにより児童55人が死亡、他77人が負傷しました。
サウジアラビアは、2015年3月からアメリカの支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この攻撃により、1万4000人以上のイエメン人が死亡、数十万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。
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