欧州議会副議長、「我々はサウジアラビアとUAEへの武器の禁輸を求めている」
10月 03, 2018 20:22 Asia/Tokyo
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欧州議会のファビオ・マッシモ・カスタリド副議長
欧州議会のファビオ・マッシモ・カスタリド副議長が、「欧州議会の多くの議員が、サウジアラビアとアラブ首長国連邦への武器輸出の禁止を求めている」と語りました。
カスタリド副議長は、3日水曜、アルジャジーラテレビのインタビューで、「私をはじめとする欧州議会の多くの議員が、サウジアラビアをはじめとするイエメン攻撃に参加している国への武器の輸出を、EUのすべての国に禁じるような法を制定すべきだと考えている」と語りました。
また、イエメンの状況は人道的な悲劇だとし、「イエメンでは人権が侵害されており、我々は、他国に対する武器の輸出の基準を制限し、その結果、サウジアラビアへの武器の売却が完全に停止されるような新たな構想を求めている」と語りました。
このような発言にも拘わらず、イタリア、フランス、イギリス、ドイツといったヨーロッパの重要な国々は、サウジアラビアへの軍備や武器の主な輸出国となっています。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦が、アメリカの支援を受けて2015年3月からイエメンに対して行ってきた攻撃により、これまでに1万4000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、数百万人が難民となっています。
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