CIA前関係者、「サウジが、政府とテロ組織のやり取り察知を理由に国民3名を殺害」
7月 16, 2019 02:58 Asia/Tokyo
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ジョン・キリアコ氏
前CIAアメリカ中央情報局要員だったジョン・キリアコ氏が、「サウジアラビアは、同国政府とテロ組織のやり取りを察知していたことを理由に、同国民3名をテロ暗殺した」としました。
CIAのテロ対策部隊の前責任者だったキリアコ氏は、カタール国営衛星通信アルジャジーラのインタビューで、サウジアラビア政府とバーレーンのハリーファ政権側の諜報サービス機関が、国内の抗議者弾圧を目的に、複数のテロ組織を組織化する機密計画を有していたことを明らかにしています。
また、「CIAは、2002年にテロ組織アルカイダの指導者の1人・アブーゾベイダを逮捕した際、彼が携帯していたメモ帳を発見し、そこにサウード王家の要人3名の電話番号が書かれているのを見つけた」と語りました。
キリアコ氏によれば、これらの3人のうち2人は不審な方法で殺害され、もう1人は行方不明だということです。
キリアコ氏はまた、「このことは、彼らがサウジとアルカイダの創設との関係、またはサウジアラビアと2001年同時多発テロ攻撃との関係について多くの情報を持っており、こうした情報の漏洩を防ぐべく彼らは抹殺されるべき存在であったことを示している」と述べました。
そして、「バーレーンのハリーファ政権も、自国内の反体制派同士の内部対立を生み出そうとしていたが、これに関しては失敗した」としています。
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