フランス24 ゴーン被告のレバノン入国にベイルート市民が様々な反応
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が30日月曜、違法に日本を出国し、レバノン・ベイルート入りしました。
ゴーン被告のレバノン到着を受け、フランス24チャンネルの記者がベイルートにて、ゴーン被告の同市滞在に関して一部の市民にインタビューしたところ、様々な声が上がっています。
一人は同チャンネルのインタビューに対し、「我々はゴーン氏の自国滞在を歓迎する。それ以上言う事は何もない」と答えました。
また、別の市民は、「自分はこれまでに2回ゴーン氏に面会したことがあるだけで、彼についてはよく知らないが、尊敬に値する人物で決して批判はできない。我々は最終的に、司法機関の裁断を尊重するしかないと思う」と述べました。
この枠組みで、フランス24チャンネルの司会者は経済専門家を招き、「なぜゴーン氏は日本を出国した後、レバノンを目的地に選んだと思うか」と尋ね、次のような回答を得ています。
「自分は、ゴーン氏がなぜレバノンを選んだかについて、法律・司法の見解からお答えすることはできない。それにはおそらく、彼自身の独自の理由があると思われる。だが、既にご覧の通り、レバノンにおいて当テレビ局の記者は、ゴーン氏のレバノン滞在に関する一部レバノン市民の見解をもとにリポートを制作した。明らかなことは、ゴーン氏が逮捕された後、レバノンでは彼を支持するスローガンが書かれたプラカードが取り付けられ、加えてSNSにも彼を支持する声が上がっていた。ゴーン氏自身、レバノンのパスポートを所持し、レバノンにて学士号を取得した後、フランスでさらに学び、各国でしかるべき高い地位にあるレバノン人同様、彼は国外で成功を収めたレバノン人と評価されている」
ゴーン被告は、役員報酬を有価証券報告書に過少に記載した金融商品取引法違反容疑、そして中東サウジアラビアとオマーンを巡る特別背任事件などにより、日本で逮捕・起訴されていました。
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