シリア北西部イドリブ州の南部が、政府軍により完全に解放
2月 28, 2020 04:17 Asia/Tokyo
シリアの人権センターが、同国北西部イドリブ州南部が同国政府軍により完全に解放されたことを明らかにしました。
ファールス通信によりますと、シリア政府軍は27日木曜、イドリブ州南部にあるテロリストの拠点を破壊し、この地域を完全に制圧しています。
シリア軍はまた、同国西部ハマー州西部地域もテロリストの支配から解放しました。
シリア北部アレッポとイドリブにおける政府軍の作戦は、先月24日から開始されましたが、現在も依然として継続されています。
この報告によれば、イドリブ、アレッポ、ハサカの各州が政府軍に制圧されたことにより、トルコ軍がこの数日、テロリストを支援する目的でシリアの軍事基地を攻撃し、シリア軍と衝突したとされています。
EUが、アメリカや同国を支持するヨーロッパ諸国の対シリア干渉行為に触れずに、シリア北部・イドリブでの衝突の終結や停戦樹立を要請しています。
フランスのルドリアン外相やドイツのマース外相を含むEUの14の加盟国の外相らは24日、声明を出し、シリアやロシアの両国の政府に対し、急速に対立を解消し、緊張緩和に向け、トルコとの協議に臨むよう求めました。
この声明が出された一方、アメリカと同国と同盟するヨーロッパ諸国は、シリアを含む西アジア地域に潜伏しているテログループの主な支援国となっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj