国連人権理事会がサウジに女性活動家の釈放を要請
11月 07, 2020 15:45 Asia/Tokyo
-
ルジャイン・ハズルール(Loujain Alhathloul)さん
国連人権理事会女性委員会がサウジアラビアの為政者らに対し、同国で拘禁されている1人のサウジ人女性活動家の健康状態が思わしくない事について警告し、即時釈放するよう求めました。
タスニーム通信によりますと、女性委員会は発表した声明の中で、サウジ人女性活動家ルジャイン・ハズルール(Loujain Alhathloul)さんの健康状態が危険であるという報告がされたことを激しく憂慮しているとして、「サウジ政権は、女性に対する差別的な政策を終わらせなくてはならない」と強調しました。
また、先月26日から始められているハズルールさんのハンガーストライキに言及し、サウジ国王に対し、そのその権限を行使して人権活動家である彼女を釈放するよう求めました。
ハズルールさんは2018年5月、他のサウジ女性10人とともに逮捕され、それ以降現在まで刑務所に拘禁されています。
国連人権理事会はこれまでに繰り返し、サウジアラビアでの表現の自由への弾圧、及び人権活動家らの拘禁や処刑について批判しています。
同理事会の発表では、サウジ政権は世界最大の人権侵害者のひとつに数えられています。
サウジアラビアでは、政治犯として拘禁されている人の数が3万人にのぼっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ