シリア、「ハサカ県住民に対するトルコの断水措置は戦争犯罪」
12月 15, 2020 20:21 Asia/Tokyo
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ハサカ県住民に対するトルコの断水措置
シリア外務省は、同国北東部ハサカ県の住民100万人以上に対する再度の断水などの、シリア国民やその国家主権に反するトルコの行動を非難しました。
タスニーム通信によりますと、シリア外務省は、国連事務総長と安保理議長に個別に宛てた書簡において、同国のハサカ県やその周辺住民100万人あまりに対する断水というトルコの行動を、国際法や国連憲章に違反するものだとして、安保理にこの件で早急に反応を示すよう求めました。
続けて、トルコがこれまでに17回もこのような行動に出ていることを指摘し、今回の措置がシリア政府をゆすり圧力を掛けるトルコ政府の企みの一環であるという認識を示しました。
また、トルコの措置を非難し、安保理に対して、このトルコ政府の行為に早急に介入し、国際法の遵守を迫るよう求めました。
トルコと同国の支援を受けるテロリストらは、しばらく前からシリア・ハサカ県の住民に対し、飲料水の給水停止という行動に出ています。
トルコは、シリア国内のテロ組織の主要な支援者です。
トルコ軍はこの数か月、テロリストらを支援するため、繰り返しシリアの軍事拠点やインフラを攻撃しています。
シリアの北部は、現在も依然としてトルコ軍に占領されています。
シリア危機は2011年、サウジアラビア、アメリカ、およびその同盟国の支援を受けたテロ組織が、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルに有利に傾けることを目的に広範な攻撃を開始したことで始まりました。
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