イエメンで、シーア派組織を支持するデモ実施

1月 19, 2021 20:37 Asia/Tokyo

イエメンの首都サヌアにある米大使館前に、イエメン人数百人が集結し、同国のシーア派組織アンサーロッラーをテロ組織に認定するというアメリカの行動を非難しました。

イエメンのアルマシーラテレビが19日火曜、報じたところによりますと、このデモへの参加者らは、イエメン人を殺害しているサウジアラビア主導のアラブ連合軍の最大の支援者はアメリカだとして、「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」のスローガンを叫びました。

米国務省は今月10日、イエメンのアンサーロッラーをテロ組織に認定し、その関係者を制裁の対象にする決定を下した、と発表しました。

このアメリカの行動は、イエメンの政府関係者及び、各グループや政党の他、各国や国際機関からの大規模な非難を受けています。

サウジアラビアは、2015年3月からアメリカの支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。

この攻撃により、1万7000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。

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