国連事務次長、「シリア・デリゾールでの民間人数十人の殺害の責任は米」
11月 16, 2021 16:23 Asia/Tokyo
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シリア・デリゾールでの民間人数十人の殺害
ファルハン・ハック(Farhan Haq)国連事務総長次席報道官が、「2019年に発生したシリア民間人数十人の殺戮の責任は米軍にある」と語りました。
ファルハン・ハック次席報道官は、米ニューヨークタイムズがシリアでの米軍の空爆に関して暴露した内容に反応し、ロシア・ノーボスチ通信に対して「アメリカは、民間市民殺害につながる行為の責任をとるべきだ」と述べています。
ニューヨークタイムズは記事において、「米軍は、2019年にシリア市民に対し引き起こして64人の女性と子どもの殺害につながった犯罪を、意図的に隠蔽していた」と報じていました。
また、「アメリカのとった行動は、おそらく1つの戦争犯罪となる」とし、「シリア北東部デリゾール近郊の村落付近で、米空軍が実施した2つの連続的空爆は、米秘密作戦特別部隊の命令で行われたものである」としています。
テロ組織ISISへの対抗を大義名分とした米主導の国際有志連合軍は、国連安保理の枠組み外で2014年8月に結成されて以来、北部アレッポや北東部デリゾール、ラッカ、ハサカの各県にある住宅地を爆撃し、同国市民に対する数十回の殺戮行為に手を染めてきました。
この違法な連合軍はさらに、ISISとの戦いを口実にシリアのインフラを破壊しています。
多数の情報データや事実などから、米主導のこの国際有志連合軍とISISの間には密接な関係があることが確認されています。
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