UAEが、米にF-35戦闘機購入契約の破棄を示唆
12月 15, 2021 20:43 Asia/Tokyo
UAEアラブ首長国連邦政府が、戦闘機使用に関するアメリカの制限の厳格化への懸念から、230億ドル相当のF-35型戦闘機購入契約をめぐる対米協議を中止しました。
イルナー通信によりますと、ペルシャ湾岸諸国とアメリカの関係に最近対立が生じたことから、UAE政府は230億ドル相当の米製F-35戦闘機50機の購入予定を見直すとしています。
これに関して、あるUAE政府関係者は「技術的要件、運用上の制約、および費用便益分析により、今回の判断にいたった」としました。
F-35戦闘機の売却は、UAEがシオニスト政権イスラエルとの関係正常化協定に署名した昨年、トランプ前米政権との間で行われましたが、バイデン現政権が発足して以来、この協定は同政権によって見直しにかけられています。
バイデン政権は、ペルシャ湾岸アラブ諸国への武器販売の厳格化に加えて、UAEによる中国の通信大手ファーウェイ製の5G技術の駆使から、機密情報が中国に漏洩するリスクが高まることを懸念しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj