サウジ軍戦闘機がイエメンを攻撃、12人死傷
3月 26, 2022 19:06 Asia/Tokyo
イエメン保健省の発表によりますと、サウジ軍の戦闘機がイエメンの首都サヌアを攻撃し、これにより民間人12人が死傷したということです。
イエメンのアルマシーラ・テレビによりますと、イエメン保健省は26日土曜の声明において、「今回のサウジ軍戦闘機の対サヌア攻撃で、民間人8人が死亡、ほか4人が負傷した」と発表しました。
イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのアブドルマレク・バドレッディン・アルフーシ事務局長は25日金曜夜の演説で、「アメリカ、シオニスト政権イスラエル、イギリスが、イエメンへの攻撃の計画者である」としました。
イエメン軍のヤフヤ・サリア報道官は同日夜、同軍がサウジ・ジッダにある同国の石油大手・アラムコ社の施設や、首都リヤドの中枢施設を攻撃したと発表しました。
また。「この作戦で、サウジの東部ラスタヌラや西部ラービグにある製油所、さらに南部のジザン市やナジラン市も、無人機による攻撃を受けている、としました。
サウジアラビアは、2015年3月からアメリカの支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この攻撃により、1万7000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。
この攻撃でさらに、イエメンは食糧や医薬品の深刻な不足に直面しています。
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