アムネスティ、サウジのイエメン攻撃を巡るイギリスの主張を否定
6月 07, 2016 20:28 Asia/Tokyo
国際人権団体アムネスティインターナショナルが、サウジアラビアは、イエメン攻撃の中でイギリス製のクラスター爆弾を使用していないとするイギリス政府の主張を否定しました。
イルナー通信によりますと、アムネスティインターナショナルは、6日月曜、「アムネスティは、サウジアラビア主導のイエメン・ハッジャの村に対する攻撃で、イギリス製のクラスター爆弾が使用されたことを示す証拠を手に入れた」としました。
イギリス政府は、少し前、サウジアラビアにクラスター爆弾を売却したことを認めませんでした。
こうした中、アムネスティの危機管理を担当する顧問は、「イギリス政府が売却を認めようとせず、この国で製造された爆弾が、サウジ連合軍によるイエメン攻撃で使用されている確かな証拠があるにも拘わらず、それを否定するのは、恥ずべきことだ」と語りました。
さらに、「イギリス政府は、イギリス製のクラスター爆弾の使用について必要な調査を行わないことで、イエメンでの民間人の命に対して無関心であることを示している」としました。
サウジアラビアとイエメンの国境近くのサアダとハッジャでのクラスター爆弾の使用に関する調査の結果、この種の爆弾の使用により、子供9人を含む、少なくとも民間人16人が死傷したことが明らかになりました。