シリア和平を目指すアスタナ協議が再開
6月 15, 2022 18:53 Asia/Tokyo
-
シリア和平を目指すアスタナ協議
カザフスタンの首都ヌルスタン(旧名:アスタナ)でのシリア和平を巡るアスタナ協議の開始に当たって、ロシア代表がシリアに対するシオニスト政権イスラエルの攻撃や同国における米軍駐留を批判しました。
アスタナ協議は、イランのイニシアチブをもって、ロシアとトルコの協力により、シリア和平を目的に2017年1月から定期的に開催されています。
この会議の新ラウンドは、15日水曜から開始されました。
ファールス通信によりますと、今回、18回を迎えるアスタナ会議に参加したロシア大統領特使のアレクサンドル・ラブレンチェフ氏は、「シオニスト政権イスラエルの対シリア攻撃は容認できないものであり、この問題は今回の会議の議題のひとつである」と述べました。
さらに、テロ組織ISISとの戦いを口実に行われている、シリアへの米軍駐留や、同軍によるシリアの石油の略奪は違法であるとし、「今回の会議では、違法な米軍駐留問題についても議論する」と語りました。
ラブレンチェフ氏はまた、「ウクライナ戦争にも拘らず、シリア問題の解決はロシアの外交政策の主要事項の一つに据えられている」としました。
アスタナ協議へのシリア代表団は、ロシア代表団と協議を行っています。
なお、イランからは、ハージー外務大臣上級顧問がこの協議に参加しています。
タグ