オックスファムが、世界食料危機へのG7の対応を非難
(last modified Wed, 29 Jun 2022 10:37:37 GMT )
6月 29, 2022 19:37 Asia/Tokyo
  • 世界食料危機
    世界食料危機

国際NGOオックスファム・インターナショナルが声明の中で、世界の食料危機対策にわずかな予算額しか充当していないとして、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を非難しました。

イルナー通信は、世界での貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を行う団体、オックスファム・インターナショナルは、28日火曜、声明を出し、G7の行動を非難するとともに、「G7の加盟国は、世界で飢餓に苦しんでいる数百万人の人々をそのまま放置し、依然として地球温暖化問題をさらに悪化させている」としています。

また、「今回食料危機対策に決定された予算額より、少なくともさらに285億ドルが、国連の人道的な要請による飢餓対策のための食料・農業分野への投資に向けた資金確保のために必要である。しかし、G7は、今年の食料不安に対応するためにわずか140億ドルしか拠出していない」としています。

世界の食料危機の原因として、食料供給の激減や、特にこの70年間見られなかった東アフリカでの旱魃などが挙げられています。

オックスファムの報告によりますと、エチオピア、ケニア、ソマリアの各アフリカ諸国では48秒ごとに1人が餓死している、と予測されています。

 


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