米が、石油備蓄の輸出を追求
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アメリカ政府は、石油価格を抑えるため、1日あたり100万バレルの石油備蓄を今年10月まで放出し、そのうちの一部を他国へ輸出する意向です。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 06, 2022 18:14 Asia/Tokyo
  • 米石油
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アメリカ政府は、石油価格を抑えるため、1日あたり100万バレルの石油備蓄を今年10月まで放出し、そのうちの一部を他国へ輸出する意向です。

米エネルギー省の統計によると、アメリカの戦略石油備蓄(SPR)は6月24日までの週で690万バレル減少しました。これは1986年4月以降で最も少ない水準になります。このことは、ガソリン価格の抑制のため石油備蓄の放出など様々な手段を模索しているバイデン米現政権にとって新たな試練となっています。

ファールス通信によりますと、アメリカは先月、500万バレル以上の石油をアジアやヨーロッパへ輸出しており、これは国内燃料価格の抑制を目的とした石油備蓄の緊急放出の一環でした。しかしそれにもかかわらず、米国内のガソリンやガスオイルの価格は前例のない水準に達しました。

バイデン大統領は今月2日、ガソリン輸入業者に対して再度値下げを要求しましたが、アマゾン創業者のジェフ・ベゾズ氏をはじめ実業家らの批判を招きました。

ロイター通信は公式データや統計を引用し、全米第4位の石油会社「フィリップス66」は、約47万バレルのサワー原油を同国テキサス州にある備蓄基地から伊トリエステに輸出したと報じています。この原油は、トリエステ港からヨーロッパ中部の精油所に輸送されます。

こうした中、市場調査会社アトランティクによるデータは、仏石油大手トタルが合わせて56万バレルの石油を輸出したことを示しています。

業界筋はロイター通信に対し、米国内の石油備蓄施設からはオランダやインドの精油施設に原油が送られていると明かしました。また別の情報筋も、原油は中国にも送られていると語っています。

データ分析企業「ケプラー」の上級アナリストは、アメリカの石油備蓄の輸出がなければ原油・エネルギー価格はさらに高くなる可能性があるとしつつも、このような措置による期待された効果は見られていないと述べています。

 


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