7月 27, 2022 20:07 Asia/Tokyo

EU欧州連合が深刻な天然ガス不足を防ぐために天然ガスの消費を制限することで合意した中、ハンガリーが当該のEUの提案について唯一反対票を投じました。

ハンガリーはEU圏内で唯一、ガス消費量を削減する計画に反対しましたが、この計画はEU加盟国の過半数が賛成票を投じたことから承認されました。

EUは26日火曜、今年8月から来年3月まで天然ガスの使用量を自主的に15%削減することで合意しました。

欧州委員会は、今回の採決について全加盟国のうち1カ国だけ反対票を投じたとしたものの、どの国が反対したかは明らかにしていません。

CNNがハンガリー政府の発表として報じたところによりますと、ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は、EUのガス消費削減案について、根拠や法的拘束力がなく、ハンガリー国民の利益を完全に無視するものだと述べています。

ハンガリー首相府の報道官は、ハンガリーにとって今回のEUの合意は受け入れることができず、実行は論外だとの見方を示しました。

去る2月24日にウクライナでロシアの特殊軍事作戦が始まって以来、米国とその同盟国(EUを含む)はロシアに対して広範な経済制裁を課してきました。

その一方で、西側諸国は、経済部門、特に石油・ガス部門における対ロシア制裁の強化による欧州の経済状況と世界のエネルギー市場のさらなる混乱を懸念しています。

ロシアに対して課せられたさまざまな制裁は、これまでのところヨーロッパ経済に多くの課題に直面させてきました。

 


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