原油価格が下落、中国PMIの不振受け
(last modified Tue, 02 Aug 2022 06:07:56 GMT )
8月 02, 2022 15:07 Asia/Tokyo
  • 原油価格が下落
    原油価格が下落

原油先物価格が、去る7月の中国製造業購買担当者景気指数・PMIが振るわなかったことを受けて、1バレル100ドル以下に下落しています。

ロイター通信によりますと、アジア時間の原油先物は、先月のPMIが振るわなかったことを受けて下落しており、その一方で今月3日に開かれるOPEC石油輸出国機構とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合にも注目が集まっています。

日本時間2日火曜午前9時時点で、北海ブレント原油先物は0.29ドル安の1バレル=99.74ドル、WTI先物は0.22ドル安の93.67ドルとなっています。

中国でのコロナ関連のロックダウン(都市封鎖)からの回復が、予想されていたほど前向きでない可能性を示唆し、原油市場の需要見通しが悪化したと見られています。

日本の工場生産活動も、7月までの10ヶ月の成長率はこれまでの最低水準を記録しました。

OPECとロシアなどのOPEC非加盟産油国からなるOPECプラスは、9月の産油枠を決定するために3日水曜に会合を開催します。

情報筋によりますと、産油量のわずかな増量は今月3日の会議で議論される可能性が高いものの、一部の人々の間では産油量は変わらないという意見も出ています。

ほとんどのOPEC加盟産油国は、近年の価格の下落、そして化石燃料の廃止および代替エネルギーへの切り替えを迫る投資家への圧力により、深刻な投資不足に苦しんでいます。

 


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