ロシア国防省報道官、「西側諸国との衝突は現実に起こり得る」
8月 20, 2022 16:06 Asia/Tokyo
ロシア国防省のイワン・ネチャエフ報道官は、同国が戦闘機や極超音速ミサイルの一部を西部カリーニングラードに移転したと発表し、西側諸国との衝突は現実に起こり得ることだとしました。
ファールス通信によりますと、ネチャエフ報道官は声明の中で、戦闘機「ミグ30」や、航続距離2000キロで音速は10倍の極超音速ミサイル「キンジャル」を、西側諸国との衝突に備えて移転したと述べました。
同報道官はその上で、「ウクライナ戦争は、ロシアと西側諸国の衝突が現実に起こり得ることを示している」としつつ、「アメリカやNATO・北大西洋条約機構との直接衝突はロシアの利益ではない」と述べました。
カリーニングラードは、リトアニアやポーランドに囲まれたロシアの飛び地です。
ロシア政府は、東欧にあるアメリカやNATOのミサイル防衛システムに対抗するため、カリーニングラードに弾道ミサイル「イスカンダル」を配備する意向を繰り返し表明していました。
同地域は、ロシアのミサイル基地としても知られています。