国連事務総長、「核の危険が最高レベルに」
8月 24, 2022 15:04 Asia/Tokyo
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国連のグテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、核兵器保有国はそれらの兵器の不使用を約束すべきだと強調し、「核の危険は高まっている」と評価しました。
今年2月24日にロシアによるウクライナへの攻撃が始まったことに伴い、西側諸国は大規模な心理戦およびプロパガンダ戦を開始し、「戦争が膠着状態に達するか、NATO北大西洋条約機構がウクライナ戦争に介入した場合、ロシアは核兵器を使用するだろう」と主張しました。
一方でロシア国防省は、「ウクライナは、ロシア軍が制圧したウクライナ・ザポリージャ原子力発電所の砲撃を開始し、その上でロシアがこの惨劇を引き起こしたと非難しようとしている」と発表しています。
また、ロシア安全保障会議の事務局長も先日、「ザポリージャ原子力発電所で起こりうる災害の責任は、米国、イギリス、およびその手下たちが負うことになる」と強調しています。
ロシアのタス通信によりますと、グテーレス国連事務総長は、安全保障理事会における演説の中で、「核兵器を保有する国々は、核兵器による先制攻撃を行わないと約束すべきである。彼らはさらに、非核保有国に対しては核兵器を使用しないと保証しなければならない」としました。
同氏は続けて、核兵器使用を示唆する脅迫も止めるべきであるとして、「これらの国々は、あらゆるケースにおいても透明性を保つべきである。核を使った鞘当ては止められるべきだ」と述べました。
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