シェルCEO、「欧州エネルギー危機の迅速な解決は過度の幻想」
8月 30, 2022 15:47 Asia/Tokyo
イギリス石油大手シェルの最高経営責任者が、「ロシア産ガスが完全に断たれた場合、欧州諸国はその先何年にもわたりエネルギー・燃料供給の問題に直面することになるだろう」と述べました。
アメリカと西側諸国は、今年2月24日に起きたロシアのウクライナ特殊軍事作戦を受けて、ロシアに対する大規模な経済制裁措置を決行しました。
一方で、西側はこのような制裁を行使しながら、経済分野、特に石油・ガス分野における対ロシア制裁の強化により、ヨーロッパ経済および世界エネルギー市場状況をさらに混乱することを恐れています。
ロシアへのさまざまな制裁は、これまでにヨーロッパ経済を多くの問題に直面させています。
ロシアのニュース局・ロシアトゥデイによりますと、シェルのベン・ファンブールデンCEOは、29日月曜に行った記者会見で、「ロシアからの供給が減少した結果として、ヨーロッパは数年にわたり冬季のガス不足に陥る可能性がある」と述べました。
続けて、「私は、この危機が一回の冬だけに限ったものだとは考えていない。燃料とエネルギーの確保問題に悩む冬を何回も過ごすことになるかもしれない」としました。
また、「ロシア産ガスへの依存度を減らすのは2027年までかかると見られ、ヨーロッパは依然として圧迫され続けるだろう」と指摘しました。
そして、「ヨーロッパのエネルギー危機の迅速な解決という期待は幻想である。我々はこのような考えを捨てなければならない」としました。
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