国連人権高等弁務官が、ツイッター内の人権保護をマスク氏に要請
11月 06, 2022 18:20 Asia/Tokyo
国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官が公開書簡を発表し、ツイッター内での人権保護を保証するよう、同SNSを買収した実業家のイーロン・マスク氏に呼びかけました。
トゥルク人権高等弁務官は公開書簡の中で、「あらゆる企業と同様、ツイッターは自らのプラットフォームに関連した害を理解し、その除去に向けた措置を講じる義務がある。我々の共通の人権を尊重することはプラットフォームの使用と発展にとって障壁を設けることである。端的に言って、私はあなたに対し、あなたの監督下でツイッターを運営する中で人権が中心的な位置を占めるよう要求する」と記しました。
マスク氏は10月末、440億ドルでツイッターを買収しました。ツイッターは以前に厳しい検閲で知られていましたが、CEOに就任した同氏は、SNS編集方針のリベラル化を約束しています。
マスク氏は、コンテンツの誹謗中傷等の検出プロセス・モデレーションを変更する計画を立てていますが、新しい理事会が発足するまでは、編集方針のグローバルな決定や、凍結されたアカウントのブロック解除については判断を下さないとしています。
一方でマスク氏は、全取締役に加えて職員の一部を解雇しており、こうした事態を受けて広告会社は、デマや内容に問題のあるコンテンツが増加するとの懸念を抱いています。
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