ロシア、「上限価格設定国に原油輸出しない」
(last modified Mon, 05 Dec 2022 07:05:07 GMT )
12月 05, 2022 16:05 Asia/Tokyo

ロシアのノバク副首相が、同国産原油に対して上限価格を設定した国には石油を輸出しない、と述べました。

ノバク副首相

 

CNNによりますと、ノバク副首相は4日日曜、ロシア国営RIAノーボスチ通信の取材に対し、「減産も辞さない」としています。

RIAノーボスチ通信によれば、ノバク氏は「我々の立ち位置が変わっていないことを強調したい」とし、「ロシアのプーチン大統領やロシア政府が繰り返し言及しているように、上限価格の設定といった手段は非市場的であり、非効率的であり、市場への重大な介入だ」などと語りました。

さらに、「何らかの形で減産をしなくてはならなくなったとしても、市場に基づいてロシアと協業する国々に対して石油と石油製品を売る」と述べています。

そして、「ロシア政府は、上限価格の設定を禁止する手段について検討している」と明らかにしました。

G7・主要7カ国およびオーストラリアは今月2日、ロシア産原油に対して1バレル60ドルの上限価格を設けることで合意しています。

西側の経済大国は今年に入り、米国の働きかけによって上限価格の設定で今月上旬までに詳細を決定するとしていたものの、数字の設定は難航していました。

 


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