米印が、中国との競争で協力

アメリカが、武器と人工知能の分野において中国との競争を念頭にインドとのパートナーシップを開始すると発表しました。

ロイター通信によりますと、アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官とインドのアジット・ドヴァル国家安全保障補佐官は両国の多数の高官らとともに、最新テクノロジーや主要技術に関連する二国間イノベーションプログラムの開始に向けた会合を、米ホワイトハウスで行いました。

サリバン大統領補佐官は、これに関して記者団に対し、「挑発的な経済的・軍事的措置および、世界の産業と市場における支配力拡大に向けた中国の試みが続いていることは、我が国とインドとの協力に大きな影響を与えている」と述べました。

インドは、ロシアと軍事演習を行い、さらに同国からの原油購入を増加させたことで、アメリカを落胆させています。ロシアにとって原油の売却はウクライナ戦争を継続するための資金源となっています。

アメリカは、中国の通信機器大手・ファーウェイに対抗するために、より多くの通信端末網をインド地域に送り込むことを望んでいるほか、インドのコンピューター専門家らがアメリカで仕事をすることも歓迎しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。