2月 07, 2023 15:45 Asia/Tokyo
  • EUのボレル外務・安全保障政策上級代表
    EUのボレル外務・安全保障政策上級代表

EUのボレル外務・安全保障政策上級代表が、主にアメリカのトランプ米前大統領によって対イラン核合意が弱体化したことを認めました。

アメリカは、トランプ前大統領の在任中の2018年5月に核合意から違法に離脱しました。

イルナー通信によりますと、ボレル上級代表は制裁解除を目指す協議の再開に向けて努力していると主張しながら、「批評家たちは、核合意の実施再開に向けた私の努力を評価していない」としました。

そして、「核合意に代替はなく、この合意を崩壊寸前まで追い込んだのはトランプ米前大統領だった」と説明しました。

この点については、アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相も最近のインタビューで、「我々は、過去に行われた話し合いの枠組み内で決定的な一歩を踏み出すため、前提条件を付けない合意の最後ポイントへ到達する準備をしてある。合意は、前提条件なく現実を直視し、イラン国民の権利と利益を尊重した形で実施されなければならない」と述べています。

また、「イランは外交的な道筋を保っている。我々は、協議は全当事者が望ましい結果に到達するからこそ有用なものになりうると信じている」とも指摘しています。

 


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