国連、「女性は戦争の第一の犠牲者」

国連安保理会合に参加した各国の政府高官らが、「女性は依然として戦争の第一の犠牲者であり、また外交交渉においても副次的な役割をとどまっている」としました。

国連は、本日8日水曜国際女性デーにちなみ、3月6日から米ニューヨークの国連本部で、第67回女性の地位委員会会合を開催しています。

毎年3月8日は、国際女性デーに制定されています。

ＩＲＩＢ通信によりますと、今回国際女性の地位委員会会合に参加した各国の政府高官は、「国連が西暦2000年に、武力衝突での女性擁護や平和構築における女性の参加に関する『女性・平和・安全保障』に関する決議を採択したが、これにも拘らず、女性は依然として戦争の第一の犠牲者である」と強調しました。

国連の女性問題担当者であるヨルダンのシマ・サミ・バホス（Sima Sami Bahous）氏は今回の「女性の地位委員会｣会合において、「過去20年間でやっと、初めて男女平等の実現に向けた歴史的兆候が見られるようになっている」と語りました。

また米国連代表リンダ・トーマスグリーンフィールド氏も、国際社会に対し、「女性・平和・安全保障」に関する国連決議の内容の完全実施を求めました。

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