国連事務総長、「世界の核軍縮は可能」

国連のグテーレス事務総長が、G7広島サミットに合わせて行ったインタビューで、「『核兵器のない世界』というこのサミットで掲げられたテーマは、実現可能なものである」と述べました。

共同通信によりますと、グテーレス事務総長は、「日本の岸田首相が今回のG7広島サミットで『核兵器のない世界の実現』という主要テーマを掲げたのは、正しい行動だった」と述べました。

G7・主要7カ国のうち核兵器を保有しているのは、アメリカ、フランス、イギリスの3カ国ですが、残るイタリア、カナダ、日本、ドイツも、これらの核兵器保有国による核の傘の下にあります。

グテーレス事務総長は昨年8月、広島の平和記念式典に出席した際、核兵器保有国に対して、核兵器の「先制不使用」をその優先事項に据えるよう促していました。

一方、G7サミット出席のため広島を訪れたアメリカのバイデン大統領は、広島および長崎への原爆投下について、今回も日本政府への謝罪は行いませんでした。

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