国連が、イスラエル入植者による攻撃継続に警告
6月 24, 2023 18:55 Asia/Tokyo
国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官が、ヨルダン川西岸をはじめとしたパレスチナの一部地域において侵略者たるシオニスト政権イスラエルの入植者らが攻撃を続けている状況に警鐘を鳴らしました。
シオニスト政権は、今月19日に行ったジェニン難民キャンプへの攻撃でも、子ども2人を含むパレスチナ人7人を殉教させたほか、91人を負傷させています。
イルナー通信によりますと、トゥルク人権高等弁務官は23日金曜、これらの攻撃を受けて発表した声明で、シオニスト政権当局者らに対し、死者をともなう武力行使をめぐる国際法を遵守するよう求めました。
また、シオニスト政権軍によるパレスチナ人殺害に関し、国際法違反として証拠に基づいた詳細な調査を行い、これらの殺人を犯した者たちに説明を求めるとしました。
その上で、「イスラエルは、生存権の保護・尊重といった国際人権基準に従い、占領下に置くヨルダン川西岸での自身の方針・政策を直ちに見直し、パレスチナでの一般人の安全や秩序を確保すると約束しなくてはならない」と指摘しました。
聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを占領するシオニスト政権は今年に入ってから、東エルサレムなどのヨルダン川西岸において、子ども30人を含む少なくとも179人のパレスチナ人を殺害しています。
トゥルク人権高等弁務官さらに、「この一連の暴力を終わらせるためには、占領行為を全ての面で終わらせる必要がある」と強調しました。