Pars Today

2016年から2017年にかけて1万4000人の移民の子供たちの命の救難に貢献したキャサリン・シュミットさんが現在、最長20年の懲役刑に処される可能性がある罪に問われています。

シュミット氏は、海中に取り残された移民を助ける救助船「ユベンタ」の運航責任者だった。この船舶が英国当局に拿捕されたとき、移民の救難活動は中断されました。

シュミット氏は数人の同僚とともに「不法移民を幇助し教唆した」として罪に問われています。

 NGO職員とユベンタのクルー4人を含む少なくとも20人が、イタリアで現在も裁判を受けています。

イタリア政府は、不法移民と彼らの入国をほう助する人々に対する厳しい政策を擁護し、不法入国者が増え続けていることから耐え難い圧力にさらされていると表明しました。

もう一つのEU加盟国であるギリシャでは、毎年多数の移民が漂着しており、この国の現政府は不法移民に対して厳しく姿勢をとっています。

6月14日、地中海で乗客約750人を乗せた漁船が転覆し、近年最大の悲劇の一つとなりました。当局は82人の遺体を水中から引き上げましたが、数百人が依然として行方不明となっています。この漁船に乗っていた人のうち、助かったのはわずか104人でした。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。