米誌「米は中国のテクノロジーに敗北」
7月 24, 2023 20:41 Asia/Tokyo
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米は中国のテクノロジーに敗北
米誌「ナショナル・インタレスト」は記事の中で、中国の目覚ましい技術進歩を取り上げ、「アメリカはこの競争に敗北した」と記しました。
同誌は、「米国は産業自動化の分野でにおける中国の試作品の大半を軽視している」とし、そうした例として、以前から米国の制裁を受けている世界最大の通信機器メーカー「ファーウェイ」を挙げました。
そして、米国が中国との競争で後れをとっていることについて、「西側の専門家が、中国に対する自らの技術的能力を過大評価していることが原因だ」と指摘しました。
同誌はまた、トランプ前米大統領が2020年に中国向けの半導体輸出を禁止したことを取り上げました。
西側メディアは当時、この措置により中国は5G通信の提供を中断せざるを得なくなると予想していました。
しかし、翌年には中国国内の5G通信基地の数は2倍になり、143万カ所に達しました。
米国が中国のテクノロジー業界に課した規制は、中国の輸出量には影響しなかったばかりか、米国の半導体企業の減益および研究開発費の減少につながりました。
2019年12月、米国防総省は、当時のトランプ政権による半導体の対中輸出禁止法案に反対しました。
それは、ファーウェイという顧客を失えば、研究開発費の維持に向けた半導体製造企業の能力に打撃を与えることになるからです。
ナショナル・インタレスト誌は、アメリカが中国に対する技術的優位を維持するには、数千億ドルもの巨費を投じ、優秀な労働力を育成し、海外から科学者や技術者らを招へいし、生産のため何倍ものモチベーションを提供しなければならないとしました。
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