現在も続く、アルジェリアでの仏核実験の影響
(last modified Wed, 26 Jul 2023 10:05:17 GMT )
7月 26, 2023 19:05 Asia/Tokyo
  • アルジェリアでの仏核実験
    アルジェリアでの仏核実験

フランスが過去にアルジェリアで行った核実験は、現在も健康や環境に影響を及ぼし続けています。

フランスは、1960年から1966年にかけて、当時フランス領だったアルジェリア中央部のサハラ砂漠において、大気圏4回・地下13回の計17回にわたり核実験を実施しました。

IRIB通信によりますと、1960年代に行われたこれらの核実験の影響は、現在もこの地域にはっきりと残っており、アルジェリアの人々の健康や環境を脅かし続けています。

2019年から2021年までアルジェリアの外相を務めたサブリ・ブカドゥム氏は、「フランスがこれらの実験に使用した核爆弾の威力は、広島に落とされた原爆の3倍から4倍だった」と述べています。

これらの核実験の影響はアルジェリアにとどまらず、気流に乗ってリビア、チュニジア、マリ、ガーナ、ナイジェリア、モロッコといったアフリカ大陸の近隣諸国、さらに欧州の一部地域にもおよんでいます。

 


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