9月 25, 2023 19:16 Asia/Tokyo
  • 米ドル
    米ドル

米ニューヨーク・ポスト紙が、BRICSの枠組みが拡大し、世界経済が米ドルから脱却した場合、米国が深刻な影響を蒙る恐れがあるとの見方を示しました。

米ニューヨーク・ポスト紙は、米国がドル支配のおかげで米国は国際金融政策の形成に大きな影響力を持つようになったために、国際社会も米国の下す経済決定に順応を強いられてきたと指摘した上で、その結果として世界経済の米ドル脱却が起きれば、米国は他国に圧力を与える主要な手段を失うことになりかねないとしました。

同紙はさらに、米ドル脱却が債務の膨張に苦しむ米国に最も厳しい経済問題も突き付けることになるとしました。

米国の抱える債務は、現段階で33兆440億ドル(約4900兆円)にまで達しています。

この一方、先月8月にはBRICSサミットで新たに6カ国の加入が決まり、長年にわたる米ドル支配を各国が狭めようとしている事実が示されています。

米国の経済学者リチャード・ヴォルフ氏はこれに関連して、最近のロシア・スプートニク通信とのインタビューにおいて、BRICSの枠組み拡大と米ドル脱却の関係を説明しながら、米国の世界における支配的地位の終焉を予言しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ