情報戦に負けたアメリカ
(last modified Sat, 13 Jan 2024 10:12:56 GMT )
1月 13, 2024 19:12 Asia/Tokyo
  • 中国、ロシアとイランの国旗
    中国、ロシアとイランの国旗

米作家のジョゼフ・エプスタイン氏が、「米国は中国、ロシア、イランに情報戦で敗北した」と認めました。

エプスタイン氏はこの中で、「この3カ月間、中国・ロシア・イランはネットを、ボットを駆使して反シオニスト・反ユダヤ・反米のコンテンツで埋め尽くし、米国内の政治的分断を危険なまでに広範囲へ拡大させた」としました。

そして、米国が常に他国の内政に介入していることには触れずに、「米国の敵は長年にわたり、メディアやSNSを使って、我々の内政に干渉しようと、自らのストーリーを広めてきた。しかし、米政府はいつものように、こうしたフェイク情報に対して鈍い対応を見せた」としました。

エプスタイン氏はまた、「冷戦終結以降、米国は昔ながらの戦争(=軍事戦争)に過剰なまでに注力してきた。軍事費に昨年つぎ込まれた額は、8770億ドルとなった」とし、「中国やロシアがメディアや宣伝対策につぎ込む予算は、米政府や議会がかけている予算に比べてはるかに多い」と指摘しました。

その上で、「米国は、自らの政策を中国・ロシア・イランに対抗して設定する前に、柱となる戦略を変更するべきだ」とし、「米国の対外政策はこの15年、戦火を収束させることを追求し、その予防には向かわなかった。危機管理以上の一貫した戦略は、まったく存在しなかった」と批判しました。

 


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