G7が、ロシア資産担保の資金借り入れ案を検討
2月 05, 2024 17:53 Asia/Tokyo
ベルギー政府が、ウクライナの復興費用をまかなうために凍結ロシア資産を担保として資金を借り入れる案を、G7・先進7カ国および西側の各国代表に提示しました。
英紙フィナンシャル・タイムズは、このベルギー政府の案によって、ウクライナ再建のための財源が確保できるようになると説明しています。
同紙はまた、「ウクライナを支援する国々の連合は、この債務の支払いをロシア政府に求めるとしており、これに応じなかった場合は、凍結資産の差し押さえを開始する予定だ」としました。
このようなプロセスは、ロシア資産の差し押さえにあたって起きる法的問題の一部を回避するために取られると見られます。
ベルギーのドゥ=クロー首相は先月、ウクライナのための資金確保にロシアの凍結資産を担保にする可能性を示唆していました。
ロシアのプーチン大統領は2022年2月24日、ウクライナがNATO・北大西洋条約機構への加盟と西側諸国からの支援を繰り返し求める中、ロシア・ウクライナ国境付近で西側が動きを見せたことを受けて、ウクライナ東部のドネツクおよびルガンスク地域の指導者らからの軍事的支援要請に応えるかたちで、同地域への攻撃を自国軍に命令しました。
アメリカおよびその同盟諸国は、ロシアがウクライナへの攻撃を開始した後、同国に対し制裁措置を取るという反応を示しました。