ウクライナ、イランからのロシア向けミサイル輸出を否定
(last modified Mon, 26 Feb 2024 08:11:39 GMT )
2月 26, 2024 17:11 Asia/Tokyo
  • ウクライナ国防省情報部門のトップであるキリロ・ブダノフ情報総局長
    ウクライナ国防省情報部門のトップであるキリロ・ブダノフ情報総局長

ウクライナ情報当局幹部が、イランからロシアに弾道ミサイルが提供されているとする噂を否定しました。

ロイター通信は今月21日、情報筋の話として「イランがロシアに対し地対地弾道ミサイル400発を輸出している」と主張しました。

イランはこれまでに何度も、ウクライナ戦争での使用を目的としたロシア向け無人機、もしくはミサイルの引き渡しに関する西側の主張を否定するとともに、「対ロシア軍事協力はウクライナ戦争とは無関係であり、両国間の防衛関係という枠組みでなされている」と説明してきました。

ウクライナ国防省情報部門のトップであるキリロ・ブダノフ情報総局長は、ウクライナ戦争での使用を目的としたイランからロシアへの長距離ミサイル供与に関する西側の主張を否定し、「ロシア側にはイラン製ミサイルは全く供与されておらず、これに関する報道はいずれも正しくない」と語りました。

また、「ロシアが受け取った北朝鮮製ミサイルのうち、ウクライナ戦争で使用されたのはごく『少数』のみであり『広範囲に使用された』という発言は事実ではない」としました。

イラン国連代表部も今月23日、「弾道ミサイルの売却には法的規制はないものの、わが国はロシア・ウクライナ紛争中、戦火の扇動を回避すべく武器取引を控える倫理的義務があると考えており、これはわが国による国際法と国連憲章の遵守に基づいている」と表明しています。

 


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