中国、南シナ海に建設した4つ目の灯台が完成

中国が南シナ海に4つ目の灯台を建設し、5つ目の灯台の建設を計画しているとしました。

イルナー通信によりますと、フィリピンと領有権問題を抱える南シナ海のスプラトリー諸島で建設中だった灯台が、ほぼ完成しました。

この数ヶ月、中国とフィリピンの領有権問題がこれまでにないほど高まっています。

中国交通運輸省の海事局の局長も、南シナ海での5つ目の灯台建設の開始をメディアに発表し、「この灯台は、南シナ海の航行の安全を保障するだけでなく、捜索や救援活動も促すことになる」と語りました。

同局長によれば、5つ目の灯台の建設が開始される中、中国政府は、フィリピンが南シナ海の領有権問題を巡って提訴した常設裁判所の判決を待っています。

この判決は、12日火曜に発表されます。

フィリピンは、2013年に常設裁判所に訴えを起こしました。

中国は、2014年から、南シナ海における非軍事目的のインフラ設備の建設を開始し、それ以外にも、一部の島で、ＡＩＳ自動船舶識別装置を設置しています。