BRICSが西側諸国に提示した脱ドル化プロセスへの参加条件
10月 26, 2024 19:47 Asia/Tokyo
新興経済国グループ・BRICSを統括するロシアのリャブコフ外務次官が、「西側諸国が脱ドル化プロセスに参加する条件は、これら諸国の透明化である」と語りました。
【ParsToday国際】リャブコフ外務次官は、BRICSによる世界貿易の脱ドル化への取り組みに言及し、「世界貿易の脱ドル化プロセスに参加しようとする西側諸国は、自らの目的を透明化すべきだ」と語りました。イルナー通信によりますと、リャブコフ次官は「ロシアはBRICS議長国を務めている時期にドルの力を弱め、これを複数の合意書に正式に定着させることに成功した。現在、このプロセスの続きは次期議長国となるブラジルに委ねられている」としました。
また、「西側諸国による違法な制裁を考えれば、脱ドル化にはリスクがある」と述べ、「そのような行為から守るいくつもの解決策がある」と語りました。
BRICSは2006年にブラジル、中国、インド、ロシアによって設立され、その後数年で複数の段階を経て南アフリカ、イラン、エジプト、UAEアラブ首長国連邦、エチオピアも加盟しました。
なお、24日まで開催されたBRICS首脳会議には、イランからマスウード・ペゼシュキヤーン大統領が主要メンバーとして出席しています。