韓国が、アメリカのミサイルシステム配備の反対に回答
7月 26, 2016 19:44 Asia/Tokyo
韓国統一省が声明の中で、アメリカのミサイル防衛システムTHAADの韓国配備は、北朝鮮の核の脅威に対抗するためのものだとしました。
イルナー通信によりますと、THAADの韓国配備への批判の高まりを受け、韓国統一省は、25日月曜、「北朝鮮の核・ミサイル計画により、韓国はこの計画を実施せざるを得なくなっている」と主張しました。
韓国の労働者・農業組合は、声明の中で、この政府の決定を非難すると共に、「このシステムの配備は、地域の人々と彼らの健康、そして環境を危険に晒す」としました。
韓国の人々は、ここ数日、何度も抗議デモを行い、政府にTHAADの配備を見直すよう求めています。
こうした中、中国の王毅外務大臣は、24日日曜、ASEAN東南アジア諸国連合の外相会合の傍らで、韓国のユンビョンセ外務大臣と会談し、韓国政府の決定を批判すると共に、「これは、両国の相互信頼の原則を損なうものだ」と強調しました。
韓国とアメリカは、数日前、2017年の末までにソウルの南東300キロの場所に、ミサイル防衛システムTHAADを配備すると発表しました。
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