9・11の遺族のサウジアラビアに対する賠償金請求の法案、アメリカ下院で審議
9月 08, 2016 19:36 Asia/Tokyo
アメリカ下院で、今後数日内に、9・11アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者の遺族が、サウジアラビアから賠償金を受け取れるようにする法案について審議される予定です。
ブルームバーグによりますと、サウジアラビアはこの法案に強く反対し、アメリカ政府もそれを拒否していますが、アメリカ下院の消息筋は、この法案は、9月11日までに採決が行われるだろうとしています。
この法案は、5月に上院で可決され、下院でも可決されれば、署名のために政府に送られます。
アメリカ政府は以前、この法案に反対し、大統領が拒否権を行使する可能性があるとしていました。
大統領が拒否権を行使しても、上下両院が3分の2以上の多数で再議決すれば、法律案は成立します。
専門家は、この法案に対するアメリカの二大政党の支持に注目すると、このような道をたどる可能性もあるということです。
9・11のハイジャック犯19人のうち、15人がサウジアラビア国籍でした。
また、最近、アメリカで機密扱いを解かれ、発表された文書は、このハイジャック犯の多くが、間接的にサウジアラビアの政府高官とつながっていたことを示しています。
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