米大統領が、9.11テロ犠牲者の遺族に対する対サウジ訴訟権付与法案への拒否権の行使を示唆
9月 13, 2016 18:28 Asia/Tokyo
アメリカ・ホワイトハウスが、「オバマ大統領は、9.11テロの犠牲者の遺族に対し、サウジを相手に損害賠償訴訟を起こす権利を付与する法案に拒否権を行使するだろう」としました。
イルナー通信によりますと、ホワイトハウスのアーネスト報道官は12日月曜、オバマ大統領がこの法案に拒否権を行使する意向であることを明らかにしています。
また、「他国も、全世界に駐在するアメリカの外交官や軍隊、さらには企業をも裁判所に引き出すための道具としてこの法案を利用する可能性がある」と語りました。
アメリカ下院は先週金曜、2001年のアメリカ同時多発テロの犠牲者の遺族らに対し、サウジを提訴する権利を付与する法案を可決に持ち込みました。
この法案は、4ヶ月前にもアメリカ上院で可決されています。
この法案は、サウジアラビア政府の強い反対に直面しています。
アメリカ同時多発テロにおけるハイジャック犯19名のうち、15名がサウジアラビア人とされています。
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