サウジアラビアが国連人権理事会理事国に
10月 29, 2016 19:50 Asia/Tokyo
サウジアラビアが、国連人権理事会の理事国に選出されました。
国連人権理事会は47の理事国を有し、その3分の1が毎年再選されます。
サウジアラビアは人権侵害国の筆頭にあります。この国が人権理事会の理事国に再選され、さらに2015年にこの理事会の独立専門家委員会のトップに選出されたことは、当初、驚きを引き起こし、その後人権機関の怒りを引き起こし、多くの反発を引き起こしました。
国際人権監視団体ヒューマンライツウォッチの関係者は、最近、「国連がサウジアラビアのような国を人権理事会の理事国に選出したことは恥ずべきことだ」と述べました。
この問題への世界的な反対が継続する中、少し前、50の人権機関が国連人権高等弁務官事務所に書簡を送り、サウジアラビアの理事国選出を無効にするよう訴えました。
アッシャルゴルオウサト紙といったメディアも最近、「人権高等弁務官事務所のサウジアラビア代表は、自国の人権侵害を隠すために、この機関に100万ドルを支払い、国連人権高等弁務官もそれを歓迎した」と伝えました。
サウジアラビアにおける大規模な人権侵害の問題は今も、国際機関により追及されており、アムネスティインターナショナルは年次報告で、「サウジではここ数年処刑や拘束が増加している」と強調しています。
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