西側の思想家が考える預言者ムハンマド(12)
(last modified Sun, 30 Oct 2016 09:17:16 GMT )
10月 30, 2016 18:17 Asia/Tokyo
  • 西側の思想家が考える預言者ムハンマド(12)

イギリスの作家、ジョン・デイヴァン・ポートは、神の預言者ムハンマドの名が世界に永遠に残る要素となったのは、彼の類まれなる人格と、崇高な教えだとしています。

コーランとその教えは、預言者ムハンマドの魂に浸透しており、彼は完全な人間の明らかな例となっています。ジョン・デイヴァン・ポートは、これについて、別の西側の思想家の言葉を引用し、神の預言者に関するこの思想家の描写に魅了されています。この思想家は、預言者ムハンマドの特徴について次のように記しています。

「ムハンマドは、表情が明るく、栄光に溢れていた。言葉を発する前には、聞き手が一人であろうと、大勢であろうと、すべての人が預言者にひきつけられていた。穏やかで威厳のある声、堂々とした姿、鋭い視線、優しく魅力的な微笑、そして話す際に用いる優美さや要点、これらにより、すべての人は預言者を賞賛した。また、社会問題や生活にかかわる事柄においては、決まりや礼儀を守っていた。また、言葉を発する際には、自分の意図をはっきりとさせていた。預言者は記憶力が優れており、非常に高い理解力を有していた。ムハンマドは、知性や考える力とともに、実行力も備えていた」

ジョン・デイヴァン・ポートは、「ムハンマドへの謝罪」という本の中で、神の預言者ムハンマドの全ての美徳について次のように語っています。「ムハンマドは、この世界の表面的なものごとの裏に、さまざまな真実を目にしていた。彼は最高の理性と知識を持ち、人類を救うための最高の計画をもたらした。実際、預言者ムハンマドの宗教が、知性や理性と合致していたために、世界の人々は、この宗教の精神的、物質的な恩恵にさずかったのであった」