中国が、韓国のＴＨＡＡＤ配備の停止を強調

中国が、韓国における迎撃ミサイルシステムＴＨＡＡＤ配備の早期停止を要請しました。

中国・新華社通信によりますと、中国外務省の華春瑩報道官は、4日金曜、記者会見で、ＴＨＡＡＤ配備から生じる安全保障の脅威について触れ、「このシステムの配備は、地域の戦略バランスに大きな影響を及ぼすだろう」と語りました。

また、「中国政府は国家安全保障の利益を確保するために必要な措置を考えている」としました。

中国国防省も、以前、アメリカと韓国に対して、もし中国の安全保障が脅かされれば、中国政府も対抗措置をとると警告していました。

アメリカと韓国は今年7月8日、「北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するため、2017年末までに韓国にＴＨＡＡＤを配備する」と発表しました。